フランクリン・テンプルトン、ステーキング付き「ソラナ(SOL)現物ETF」を米SECに申請
Franklin TempletonがSECにSOL ETF登録申請
米大手資産運用企業フランクリン・テンプルトン(Franklin Templeton)が、暗号資産(仮想通貨)「ソラナ(SOL)」の価格に連動する現物ETF(上場投資信託)に関して、米証券取引委員会(SEC)へ「S-1申請書(FORM S-1)」を2月21日に提出した。
提出書によると、同ETFの名称は「フランクリンソラナETF(FRANKLIN SOLANA ETF)」であり、1933年証券法に基づく登録届出書として申請されている。このETFが発行する持分が、SECの承認を経て証券取引所に上場されると、ETFとして取引されることになる。
さらに申請書には、「フランクリンソラナETF」の一部資産をステーキングプロパイダーを通じてステーキングする可能性が明記されている。ステーキングを行うことで、「フランクリンソラナETF」は「SOL」のステーキング報酬を受け取り、それらが同ETFの収益として扱われる見込みだ。
また、同ETFの上場予定の株式取引所はシーボーBZX取引所(Cboe BZX exchange)であり、ティッカーシンボルについては現時点で明記されていない。
なお「SOL」の信託受託者には、デラウェア州に拠点を置くサービスプロバイダーであるCSC(Corporation Service Company)の子会社デラウェアトラストカンパニー(Delaware Trust Company)が指定されている。
また同信託資産の管理にはカストディアン(保管機関)としてコインベースカストディトラスト社(Coinbase Custody Trust Company)が選定されている。なお信託の管理者および証券代行(トランスファーエージェント)については、現時点では担当機関の明記がない。
SECは今月11日に、ビットワイズ(Bitwise)、カナリー(Canary)、ヴァンエック(VanEck)、21シェアーズ(21Shares)の4社が提出した「ソラナ現物ETF」の上場および取引に関する提案書を正式に受理したと公表した。今後の審査を経て各提案の承認または却下が決定される見込みである。
なお、これらの提案書はシーボーBZX取引所を通じて、1934年米国証券取引所法に基づく「19b-4申請書(FORM 19b-4)」として今年1月28日付でSECへ提出されていた。
参考: SEC
画像:PIXTA
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この記事の著者・インタビューイ
一本寿和
「あたらしい経済」編集部
記事のバナーデザインを主に担当する他、ニュースも執筆。
「あたらしい経済」で学んだことを活かし、ブロックチェーン・NFT領域のバーチャルファッションを手がけるブランド「JAPAN JACKET」を2021年10月より共同創業。
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