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Napier Labs、利回りトークン化プロトコル「Napier Finance v2」の追加情報を公開

Napier Labs、利回りトークン化プロトコル「Napier Finance v2」の追加情報を公開

neweconomy-news (JP)2025/01/17 11:51
著者:田村聖次

Napier LabsがNapier Finance v2の追加情報を公開

大手DeFi(分散型金融)プロトコル「カーブファイナンス(Curve Finace)」の創業者らが出資するなどで注目を集めるDeFiプロジェクト「ネイピアファイナンス(Napier Finance)」の主要開発元「ネイピアラボ(Napier Labs)」が、新プロトコル「ネイピアファイナンスv2(Napier Finance v2)」についてのブログを1月15日に公開した。

「ネイピアファイナンス」は、利回りつきトークンの利回りを、元本から分離したトークンとして取引可能にする「利回りのトークン化」を行うプロトコル。具体的には、「LST(Liquid Staking Token)」のような利回り付きのトークンを、元本部分である「PT(Principal Token)」と、利回り部分である「YT(Yield Token)」に分離し利回りの取引を可能にする。

発表によると、「ネイピアファイナンスv2」は「GPLv3ライセンス(フリーかつコピーレフトを主張するGNU一般公衆ライセンス)」の元、オープンソースでリリースされる予定であり、リリースされた後は誰もコードを変更できないようになり永久に利用可能になるとのことだ。

またv2プロトコルはモジュラー型であると説明されており、「ネイピアファイナンスv2」のプロトコルを使用することで誰もがPT/YTを作成可能で、取引システムや貸出システムの導入が可能だという。

これにより、従来の「利回りのトークン化」プロトコルと違い、キュレーター(市場の所有者)として参加するユーザーは、その利回り製品の所有権を有しユーザーの需要に応じた独自の利回り資産を提供することが可能になる。

またキュレーターは、提供する利回り製品から手数料収入を受け取ることが可能だ。そのため、「既存の企業やプロジェクトがプロトコルを通して利回り製品を作成して提供する」といったユースケースも想定されている。

ネイピアラボは以前、ソーシャルプログラム「ラマレース(Llama Race)」と題したポイント配布プログラムを実施し、v2プロトコルの準備に向けて一時停止していた。ブログによるとポイントプログラムはv2 のリリースとともに再開され、以前獲得したポイントも維持されるとのこと。

この詳細については今後発表されると述べられている。

なおネイピアラボは、日本人起業家の小副川祐輔氏が起業したドバイ拠点の企業だ。 

Introducing Napier v2: The Modular Yield Tokenization

Permissionless, scalable, flexible, modular. pic.twitter.com/Nv3aG7J8FQ

— Napier Labs (@NapierFinance) January 15, 2025

参考: ネイピアブログ
画像:iStocks/StudioM1

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田村聖次

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

和歌山大学システム工学部所属
格闘技やオーケストラ、茶道など幅広い趣味を持つ。
SNSでは、チェコ人という名義で、ブロックチェーンエンジニアや、マーケターとしても活動している。「あたらしい経済」の外部記者として記事の執筆も。

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