「ビットコインは2035年までに150万ドル」2024年の上昇を予想したアナリストが指摘
ビットコイン(BTC)の将来価格予測として、新たな7桁の目標が掲げられた。業界内で著名な解説者の一人が、その強気な見通しを改めて強調している。
ネットワーク経済学者であり、「ビットコインの価値モデルにおけるメトカーフの法則」という論文の著者であるティモシー・ピーターソンは、1月8日にX(旧Twitter)で、ビットコインの価格目標を150万ドルと 発表した 。
ピーターソン:ビットコインは10年以内に150万ドル到達
自身のモデルに基づき、ネットワーク拡大をビットコインの将来的な価値の中心要素と捉えるピーターソンは、10年以内に1BTCあたり150万ドルに達すると予測している。
「2035年、ビットコインは――これについてはぜひ覚えておいてほしい――150万ドルになる」と彼は解説文で述べた。
「そしてその頃、どこかで誰かが『今、ビットコインを買うべきか?』と聞いているだろう。」
Bitcoin price charted against Metcalfe’s Law: Timothy Peterson
ピーターソンはビットコイン強気派として知られており、2018年のメトカーフの法則に関する論文では、ビットコインが世界的に広がるのは時間の問題だと主張している。
「従来の通貨モデルはビットコインでは機能しないが、ネットワーク接続性を説明する様々な数学的法則はその価値を説得力を持って説明する」と論文には記されている。
また、2020年には、ピーターソンの「最低価格予測指標」が、BTC/USDが1万ドルを下回ることは二度とないと正確に予測した。
昨年、ビットコイン価格が9月にローカルボトムに到達した際には、その時期を8日以内の誤差で予測していた。
BTC/USD Q4 performance comparison. Source: Timothy Peterson
ビットコインのさらなる下落予測
既報のように、 今後1年のビットコイン価格予測は大きく分かれており、第4四半期に特徴的だった強気相場が冷え込みつつある。
一部では、ビットコイン価格がさらに深く修正される可能性が高いと見ており、目標価格は過去の最高値である7万3800ドル付近まで下がる可能性を含んでいる。
一方で、より楽観的な見方では、価格が再び上昇に転じるとの予測もある。特に、米国の次期大統領としてドナルド・トランプが就任することが重要な転換点になるとする意見もある。
Material Indicatorsの共同創設者であるキース・アランは、1月9日にXで次のようにまとめた。
「要約:この下落はまだ終わっていない。」
アランは、現在の9万2000ドルよりも低い水準で買い手が待機していることから、短期的には価格が抑制されると指摘している。
「今回の動きが予測していた深い調整に発展するかどうかは分からないが、参考までに、8万6500ドルまでの下落はATH(史上最高値)からの20%調整に相当する」と彼は述べた。
「もしその水準が維持されない場合、CMEギャップのある7万7900ドルが視野に入る可能性があると考えている。」
BTC/USD 1-day chart. Source: Keith Alan
本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。
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