仮想通貨投資商品は、米大統領選挙が近づく中で再び大きな週を迎えた。

コインシェアーズの最新レポートによれば、仮想通貨投資商品は10月26日から11月2日までの間に22億ドルの流入を記録し、年初来の流入額を292億ドルという記録的な数字に押し上げた。

この最新の流入は、仮想通貨投資商品は4週連続の流入となり、総額では年初来の全流入の19%にあたる57億ドルとなった。

最近の価格上昇を受け、運用資産総額は歴史上2度目となる1000億ドルを超え、6月に見られた1020億ドルの水準に匹敵する。

「共和党勝利への期待感」

コインシェアーズのリサーチ部門責任者であるジェームズ・バターフィル氏によると、最新の資金流入は11月5日に予定されている米大統領選挙に対する期待感が一部寄与しているという。

「共和党勝利に対する期待感が、先週の最初の数日にこれらの流入の主な理由であったと考えている。世論調査が変化したため、金曜日には小規模な流出が見られ、現在のビットコインが米国選挙にどれほど敏感であるかを強調している」と、バターフィル氏は指摘した。

バターフィル氏は以前、10月の数十億ドルの流入についても同様の理由を強調し、共和党候補のドナルド・トランプ氏の勝利の可能性に対する楽観主義の高まりが積極的な買いを促したと語った。

ビットコイン商品の流入が大半

過去の流入と同様に、ビットコイン(BTC)は先週ほぼ唯一の受益者であり、約22億ドルの流入を記録した。先週、ビットコイン価格が過去最高値に近づく中で、仮想通貨投資家はショートビットコイン商品も積極的に購入し、週の流入額は890万ドルに達した。一方、イーサリアムは950万ドルの流入に留まった。ソラナは先週570万ドルの流入だった。

Flows by assets (in millions of US dollars). Source: CoinShares

米国は再び市場への最大の貢献者であり、22億ドル以上の流入をもたらしたが、ドイツは510万ドルの小規模な流入を見せた。一方、カナダとスウェーデンは先週の流出を主導し、それぞれ2400万ドルと2000万ドルの流出を記録した。

Flows by jurisdictions (in millions of US dollars). Source: CoinShares

米国での選挙を控えてビットコイン上場投資信託(ETF)への流入が大幅に増加しており、ブラックロックの現物ビットコインETFは10月30日に300億ドルを超えた。一部のアナリストはビットコインETFの大量購入の後、歴史的に「弱気の価格トレンドがに続く」とされているため、弱気の価格動向を引き起こす可能性があると 警告している 。

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