フランクリン・テンプレトン、ソラナ上で規制証券の金融サービスを構築中
金融サービスの大手であるフランクリン・テンプルトンが、スマートコントラクトプラットフォーム「ソラナ(SOL)」上で、規制対象証券のためのマネーファンドを構築中だと発表した。
このプロジェクトは、ソラナ上でネイティブに開発を行うための申請が最後のステップであり、完了が近づいている。
ソラナでの本物の所有権を表すトークン発行
フランクリン・テンプルトンのデジタル資産パートナーシップ開発責任者であるマイク・リード氏は、ソラナの「 Breakpoint 2024 」イベントで、このプロジェクトの詳細を語った。
同氏によれば、同社がソラナで発行するトークンは、本物の所有権の記録を表すものだという。
「私たちは第三者を介さず、オンチェーンで本物のトークンを発行している。オフチェーンで保持する記録簿はなく、所有権の記録はトークンそのものである。あなたのウォレットにそのトークンを持っていることが、所有権の本物の記録だ」とリード氏は説明した。
ソラナが選ばれた理由
フランクリン・テンプルトンがイーサリアム(ETH)の競合であるソラナを選んだ理由について、リード氏は次のように述べている。
「私たちがソラナを選んだ理由として、まずスピードだ。非常に迅速に資金を移動できることが必要だった。また、このシステムをオンチェーンで運用することで、コスト効率も高まり、それは私たちだけでなく、エンドユーザーにとっても大きなメリットである」
さらに、ソラナのモダンなアーキテクチャや基準も重要であり、同社は業界全体で使用されるべき基準を開発していると語った。
そして、「ソラナチームとの協力は素晴らしく、彼らの開発ツールは他に類を見ない」と称賛している。
記事執筆時点で、ソラナは148.38ドル(約2万1,223円)で取引されており、過去24時間で1.66%の上昇を記録している。
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