破産した仮想通貨貸付業者セルシウスは破産手続きの一環として、対象となる顧客の3分の2に弁済を行った。

8月26日の 裁判所への提出書類 によると、セルシウスは、25万1000人の債権者に約25億3000万ドルを弁済した。この金額は、セルシウスの債権者は37万5000人に対する30億ドルの債務の約84%に相当する。

破産手続きの進展は、拡大する仮想通貨業界にとって前向きな動きだ。これにより、12万7000人の債権者に94億ドル以上を弁済するマウントゴックスの破産手続きと同時期に行われている。

すべての債権者が仮想通貨を請求しているわけではない。残りの12万1000人の債権者のうち、約6万4000人は100ドル未満の仮想通貨を所有しており、4万1000人は100ドルから1000ドルの範囲内となる。

提出書類によると、「多くの債権者にとって問題となる金額が小さいため、成功裏に配分を請求するための手続きを踏む動機がないかもしれない」とのことだ。

破産管財人は、これらの債権者に対してコインベースを通じて2週間ごとに再配分を試みる予定だという。管財人によれば、「現在対象となる約37万2000人の債権者に対して、合計270万回以上の配分を試みた」という。

セルシウスの破産劇:

セルシウスは、ユーザーからの出金を停止した1ヶ月後の2022年7月に破産を申請した。

同社は、ネイティブトークンであるセルシウス(CEL)の価格が2022年に急落した後、「引き出し義務を時間をかけて履行するためのより良い立場に立つ」ために一時停止が必要だったと主張した。破産に伴い、セルシウスは米連邦取引委員会と47億ドルの罰金を含む 和解を行い 、司法省、証券取引委員会、商品先物取引委員会とも和解した。

元CEOのアレックス・マシンスキー氏は、連邦検察官により様々な金融詐欺、CELの価格操作、セルシウスの顧客を誤導した罪で逮捕され、起訴された。マシンスキーは無罪を主張しており、9月の裁判を控えて4000万ドルの保釈金で保釈されている。

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