NFTプロジェクトBAYCを手掛けるユガラボ 2つのNFTゲームを売却
仮想通貨市場における動向が注目される中、非代替性トークン(NFT)コレクション「ボアード・エイプ・ヨット・クラブ(BAYC)」を手がけるユガラボが、自社のゲーム「HV-MTL」と「レジェンズ・オブ・ザ・マナ」の知的財産(IP)を売却した。これは組織の再集中に向けた取り組みに沿ったものだ。
4月17日のX投稿 でユガラボは、Web3ゲームスタジオのファーラウェイがIPを取得したことを発表し、ゲーム部門の責任者であるスペンサー・タッカー氏がファーラウェイに新たなプロダクト責任者に加わることで、新会社でのゲーム間の連続性を確保する意向を示した。
HV-MTLはNFT指向のメカゲームで、プレイヤーは自身のNFTやローカル環境を管理しレベルアップさせる。一方で「レジェンズ・オブ・ザ・マナ」は、2022年4月30日にローンチされたOthersideメタバースの一部として機能するアドベンチャーゲームである。ユガラボとファーラウェイはこれまで密接に協力しており、ファーラウェイは以前に「ミュータント・エイプ・ヨット・クラブ」をテーマにした「シーラム・シティ」というゲームを開発している。
ユガラボがゲームIPをファーラウェイに譲渡する動きは、チームを「解放する」ためのより広範な動きを反映している。これは共同創設者のグレッグ・ソラノ氏が今年2月にユガラボに復帰し、ダニエル・アレグレ氏の後任としてCEOに就任した際に導入された。ソラノ氏は 2月22日の投稿 で「ユガラボのBAYCチームをできるだけ解放し、そのビジョンに対して実行することを望む。より集中し、より機敏に」と語った。
この発表は、NFT市場全体が下降傾向にある中で行われた。特にBAYCコレクションはトップNFTコレクションの中で最も打撃を受けている。記事執筆時点でのBAYCコレクションの底値は11.7ETHで、2022年5月1日の史上最高底値153.7ETHから92%下落している。
Bored Ape Yacht Club floor price. Source: CoinGecko免責事項:本記事の内容はあくまでも筆者の意見を反映したものであり、いかなる立場においても当プラットフォームを代表するものではありません。また、本記事は投資判断の参考となることを目的としたものではありません。
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